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2011年6月

2011年6月27日 (月)

城山ハイキングコース

『しとどの窟』の疲れも抜けないうちに、『城山ハイキングコース』を進んで、頂上でお弁当を食べることになりました。
みんな疲れているので、最短コースを行こう!と、いうことになり、バス停『城山入口』から出発しました。
ところがこれが大誤算!!
最初は順調にのんびり歩いていて気持ちよかったのですが、すぐに急な山道になってしまいました!

Σ( ̄□ ̄;)

道も舗装されていないし、まるで獣道です。
ヘビや毛虫が出てきたら、やだな~と思いながら、とにかくみんな上に向かって細い道をたどって行きました。
「このコースはお客様に勧められないなぁ…」
なんて考えているうちはまだよかった、行けども行けども頂上に着きません。
「地元の女将たちがみんなで遭難なんて、まさかねぇ……」

(ノд<。)゜。

そんなことを心配しているうちに、先頭から「着いたよ~♪!」
ゴールが見えると元気が出ますね~   (o^∀^o)

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城山はわずか563mですが、海や周囲の山々を一望できます。
やっぱり、達成感ありますよね。
頂には『土肥城跡』の石碑があります。土肥氏の城があったそうですが、後世のような華美で巨大なものではなかったでしょう。

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先程『しとどの窟』でお会いした熟年のご夫婦が別ルートから現れました。
私達のように疲れ切った様子もなく、気持ちよさそうです。
このご夫婦は『しとどの窟』のスタート地点から入るコースを通ったそうで、そのコースの方がいいと思います。

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小さな山なので、山頂も平らで、あまり広くありません。
ここはピクニックグラウンドになっていて、わずかばかりの木陰でレジャーシートを敷いて、みんなでお弁当を食べました。
自分で作ったお弁当ですが、久しぶりの遠足気分でおいしかったです。

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ヾ(=^▽^=)ノ

2011年6月26日 (日)

しとどの窟(いわや)

源頼朝が石橋山の合戦に敗れて、湯河原に逃げてきましたが、その潜伏期間は土肥実平夫妻の助けがありました。
数日間過ごしたのが、「しとどの窟」です。

元箱根行きの路線バスで、『しとどのいわや』で下車すると、トンネルの先に急な下り坂があります。
そこから400mほどで「しとどの窟」に到着です。
と書くのは簡単ですが、舗装されているとはいえ、すごい急勾配なんです。

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( ̄□ ̄;)!!

80m

子供の頃に来たことがあるけど、こんなにキツかったかしら…。
なんて泣き言をつぶやきながらも、なんとか到着!
天気の良い暑い日だったのですが、吹く風が心地良くて気分爽快!!

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「しとどの窟」の上の岩肌からは冷たい水が滴り落ちてきます。
実平は修験者だったので、この洞窟を知っていたのでしょう。
それにしても、重い鎧兜を身に付けて、よくこの険しい山を逃げて来ましたよね。
意外と広い洞窟で、湿気はあるけど、2~3日ならば過ごせそうです。
土肥実平の妻はここまで、水や食糧を運んだそうです。
当時はもっと荒れた山道だったでしょうから、素晴らしい奥様ですよね。

帰りは同じ道を登って行きました。
道の両側には、舗装整備のために寄付をした個人・企業の名前を彫った石が並んでいます。
当館の旧名称『惠ホテル』もありました。

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「しとどの窟」は湯河原町の住民が力を合わせて守っている歴史跡なのです。

2011年6月25日 (土)

続・城願寺

土肥実平ゆかりの城願寺ですが、他にもいろいろな方との繋がりがあります。

城願寺は城山の中腹にあり、相模灘を見下ろすことができます。

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土肥一族の墓所の他に、映画俳優の片岡千恵蔵さんのお母様のお墓があります。

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千恵蔵さんのお母様は湯河原の駅前で雑貨屋さんを営んでいたそうで、「海の見える所に埋葬してほしい」との遺言により、千恵蔵さんがこちらにお墓を建てたそうです。

実平の子孫が小早川氏ということを前回 書きましたが、その小早川氏の家系の方が昔、宮内庁にいらしたご縁で、大正天皇や昭和天皇が小学生の頃にいらしたことがあるそうです。
現在の皇太子殿下も浩宮様時代にお見えになられたとのことです。

城願寺は小さなお寺ですが、歴史も見所もあるのです。
(*^□^*)

2011年6月23日 (木)

土肥実平と城願寺

おかみの会で湯河原の名所巡りをしました。
同行してくれたのは、観光ボランティアの杉本さんです。

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杉本さんに説明していただき、「へぇ~!そうだったの!?」ということがいろいろありました。

湯河原駅前に鎌倉時代の武将・土肥実平とその妻の像があります。

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ここは、土肥実平(どいのさねひら)の館趾です。
実平は源頼朝の武将で、湯河原に住んでいました。
頼朝は平家打倒の旗揚げをしましたが、石橋山の合戦(小田原)で敗れてしまい、湯河原に逃れます。
その時に頼朝を助けたのが、土肥実平です。
源平合戦では脇役の実平ですが、重要な役目を果たしていたわけです。

(^^)v

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駅のバスロータリー横の坂を登り、城願寺へ向かいました。
城願寺は実平の菩提寺です。
山門を上ると、樹齢830年の『ビャクシンの木』があります。

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実平の時代に植えられた木が、見事な大木に成長しています。
その『ビャクシンの木』の横には『七騎堂』、頼朝の七武将の像が安置されています。

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謡曲をなさる方はよくご存知みたいですね。

土肥実平は修験者だったので、全国各地に足跡があり、小早川家(関ケ原の合戦の小早川秀秋は養子)は実平の子孫です。

なんか難しい話になりそうですが、なかなか奥が深いです。
観光ボランティアの杉本さんが流石に詳しくて、お話が興味深いです。
来年の大河ドラマは松山ケンイチさん主演の平清盛ですから、土肥実平も登場するのではないかと、期待してます。

2011年6月14日 (火)

ほたるの宴

ほたるの宴、今が丁度見頃なので、見物に出かけました。

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例年通りに、うちわの無料配布(数量限定・先着順)と飲食店のテントがあり、『ほたる育成協力金』のための有料うちわもあります。

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うちわを持っているのは観光協会職員の岩本さん。

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それに仮設の足湯(無料)も!

(@゜▽゜@)

同時に『花菖蒲展』も開催されていて、販売もしています。

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万葉公園内『ほたるの宴』会場へ向かう途中に『狸福神社』という小さな祠があります。
湯河原温泉はタヌキが見つけた温泉という伝説があり、タヌキをまつった神社です。
絵馬もタヌキの絵です。

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中にはこんな内容もありました。
『イケメンでお金持ちの恋人ができますように』
ハードルの高いお願いですが、タヌキさんがかなえてくれるといいですね。

万葉公園はほたるを見やすくするために、照明を落としてあります。
池のほとりではカエルの鳴き声がして、ほたるの舞を演出しているようです。
暗すぎて写真でお伝えすることは困難ですが、皆さんの目でご覧いただく方がよさそうですよ。

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2011年6月10日 (金)

KIMONO SHOP 鈴木

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当館から観光会館に向かう途中に、KIMONO SHOP 鈴木(鈴木呉服店)があります。
小さなお店ですが、素敵な着物がお手頃価格で手に入るので、湯河原の女将たちや芸妓たちが利用しています。
旅館関係の仕事は、着物を着る機会は多いのですが(私は少ないけど…)、着物は値段が高いので、簡単には買えません。
だから、いい着物が安価で手に入ると言うことはありがたいです。

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このお店には、おしゃれな和小物も置いてあります。ポーチや日傘など、かわいいです。
日傘は、自分で持参した着物で作ってくれます。
世界にひとつだけの日傘ですよね。

(^.^)b

鈴木呉服店は当館から観光会館の途中、徒歩5分ほどの所にあります。
『独歩の湯』にお出かけの際には、ちょっとお立ち寄りしてみてはいかがですか?

2011年6月 9日 (木)

東松島&松島の皆様をご招待しました。

宮城県東松島市・松島町の3ヶ所の避難所で生活されている皆様を大型バス3台で湯河原温泉にお招きしました。
前回の岩手県陸前高田市・大船渡市の皆様に続いて2回目です。
今回はお迎えバスの添乗員として、当館の社長も現地に赴きました。

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震災から3ヶ月、通ったルートは整備も進み復興の兆しが見えていたようですが、車窓からは被害の大きな様子も目の当たりにしたようでした。

今回は、地域商品券とバスの乗り放題チケットをプレゼントして、湯河原町内を1日自由に散策していただきました。
観光された方、お買い物をされた方、旅館でのんびり過ごされた方、皆様それぞれの時間を楽しんでいただけたと思います。
マッサージ師さんも観光会館に待機して、この日はいつでも格安の特別料金でマッサージを受けることができました。
8日の朝、分宿先の旅館から観光会館に集合し、3台のバスに乗り、松島へ向けて出発しました。

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旅館協同組合青年部とおかみの会もお見送りしました。
松島は日本有数の名勝ですから、私もいつか必ず行きたいです!

2011年6月 3日 (金)

アジサイのつぼみ

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早くも梅雨入りのようで、憂鬱な日が続いていますね。
雨と一緒に中庭のアジサイもつぼみをつけ始めました。小さいけど、楽しみです。
アジサイって伐り方によって来年の咲き具合が違ってくるようで、昨年は咲かなかったんです。

(Тωヽ)

鎌倉のアジサイ寺として有名な明月院さんは毎年見事に咲いて、素晴らしいですね。
当館のアジサイは、今月下旬には見頃となるでしょう。

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2011年6月 1日 (水)

箱根ジオパーク紹介展

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5月29日(日)、横浜そごう前で『箱根ジオパーク構想紹介展』がありました。
元々、3月下旬にこの展示会を予定していましたが、震災直後のため、この日にずらしたそうです。
おかみの会もお手伝いに行きました。
この日は台風2号の影響で悪天候でしたが、多くの方がお立ち寄りくださいました。

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昼過ぎには湯河原出身の俳優・船越栄一郎さんと箱根町町長、おかみの会の高橋知代会長の箱根ジオパークについてのトークショーがあり、盛り上がりました。

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ジオパークって何?
それは…地球活動の遺産を主な見所とする自然の中の公園です。
箱根では大涌谷、真鶴では三ツ石、そして湯河原は『梅の宴』会場の幕山公園です。
幕山は約15万年前のマグマ活動でできた山だそうです。
幕山公園には柱状節理という岩壁があり、梅や四季折々の花ばかりではなく、ロッククライミングでも有名なんです!
この岩壁がジオパークに当たります。
小田原、湯河原、箱根、真鶴の一市三町で『箱根ジオパーク』の登録を目指すことになったのです。
国内には既に14ヶ所あり、そのうちの4ヶ所は世界ジオパークに認定されているます。
以上、今回初めて知りました。
まだまだジオパークの知名度が低いので、これから地域一丸で勉強して認定を目指します!!